ノリタケ M印 ディナー皿 ヴァレリー 金彩 25.5cm(1) [noritake M valiere dinnerplate (1)]

ノリタケ M印 ディナー皿 ヴァレリー 金彩 25.5cm(1) [noritake M valiere dinnerplate (1)]
在庫なし

商品詳細

NORITAKE M-STAMP DINNER PLATE VALIERE 25.5cm (1)


通称・月桂樹-M印と呼ばれる、主に戦前に使われたノリタケ裏印のお皿です。



ノリタケ・チャイナ(NORITAKE CHINA)とは、磁器の種類で、
明治37年(1904年)、当時の森村組が開発した、「白色硬質磁器」のことです。

モリムラ・ブラザーズが輸出業を志し、まだ日本人もほとんどいなかった
ニューヨークに店を構え、日本の雑貨などを売り出していた頃のこと。
当時の瀬戸物は青灰色のもので、一般的なアメリカ人の好みとは異なるもの
だったそうです。

アメリカ人に広く受け入れられるには、
アメリカ人の好む、白くて強い磁器を作らねばならない。

それからの様々な試行錯誤や研究、苦闘の様子は、ノリタケさんの本に詳しいですが、
土地や水に大きく左右される焼き物において、一から作り上げ、他国、世界の
メジャーを目指す、というのは大変なことだったろうと想像されます。

白くて丈夫な磁器を作っただけでないのは、いわゆる「オールドノリタケ」への
評価の高さから自明です。

デザインへの気配りやセンスもありますが、それらを支えたのは、伝統の中で
確かな技術を培ってきた、職人さんたちだったのでしょう。


その後、昭和7年(1933年)には、「ボーンチャイナ(骨灰磁器)」が、ノリタケにて
日本で初めて開発されました。

1960年代、70年代に、ストーンウェアなどのカジュアル路線があらわれるまで、
ノリタケチャイナ、ボーンチャイナ、その後のファインチャイナ、
これらは洋食器の素材の主流でした。

もちろん今でも、洋食器ディナーウェアの主流と言えます。
ノリタケチャイナは、その中でも古株、祖先とでも言えそうです。




さて、こちらのお皿は__

黒とクリーム色に、盛り上げの金彩も施され、とてもシックなデザインです。

お皿の中央に、小さなお肉の塊と、ソースが散らされているのを見てみたい、
いや食べてみたい、と思います(笑)

裏印は戦後も使われたもので、戦前か戦後か、製造時期をはっきりさせるのは難しいようです。
古いもの、骨董に不慣れな方、苦手な方にはおすすめ致しません。



同じ皿は3枚在庫がございます。
それぞれ特徴が異なるため、別出品になります。よろしければ他もご確認下さいませ。(関連商品欄→)(オールドノリタケ:pickup!欄)



□ 昭和8年頃〜昭和28年(1933年頃〜1953年・主に米国輸出向けディナーウェア)

□サイズ   直径 約25.5cm、 高さ 2.2cm、 重量 約558g

□状態    金彩にわずかにスレ、皿裏の高台に汚れの付着(下の詳細写真をご参照下さい)、表面にわずかにスレ、小キズあり。
割れ欠け、ひびはございません。経年品の旨、ご了承くださいませ。

□状態ランク   V  ビンテージ

(送料、状態ランク詳細は、トップ「当店についてのご案内」「ご利用案内」にございます。)



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