ポリオレフィン等衛生協議会(1973-2021)について #タッパーウェア




「ポリオレフィン等衛生協議会」は、1973年(昭和48年)に設立されました。
目的は、「安心安全なプラスチック製容器を製造するための原材料の衛生基準を作成し、管理・運用を行う」こと。


国内の化学系の会社が会員となる業界団体です。
タッパーウェア株式会社や、パイレックスの旭硝子株式会社も会員でした。

この「ポリオレフィン等衛生協議会」は2021年3月30日をもって解散し、同年4月1日より「一般財団法人 化学研究評価機構 食品接触材料安全センター」が事業を承継しました。




ウェブに残っている「設立概要」には以下のように記されています↓


「高度経済成長期の後半1966~1973(昭和41~48)年、プラスチックが食品用器具や容器包装の材料として、大量に使用されるようになり、個別の樹脂・添加剤ごとに食品用素材としての衛生性、安全性を確保していくことが必要となりました。

旧厚生省の指導により、業界「自主基準」の作成と管理・運用の徹底を図るため、業界団体「ポリオレフィン等衛生協議会(ポリ衛協)」として1973(昭和48)年に設立されました。」





タッパーウェアの国内販売が始まったのが、1963年。

協議会の設立が、1973年。


諸々の理由からプラスチック離れが進んでいる近年ですが、歴史を感じますね。


ちなみにタッパーウェアは何十年も使い続けることが出来ます。
皆様のご自宅にも長く使われているタッパーウェアがありましたら、ぜひご大切に(^^)


ポリオレフィン等衛生協議会
※サイト自体は協議会解散後に削除されています。上記リンクはインターネットアーカイブ(Internet Archive)に保存されているもので、サイトの一部になります。