嬉しかったこと

こんばんは、店長です。

実は嬉しいことがあったので、
ちょっと書かせて頂こうかなと思います。


それは・・・


先日あるお客様が、
お品物が届いた後に、
ご連絡を入れてくださいました。

そのお客様が購入されたのは、
深川製磁の飯椀でした。


頂いたメールには、
ご自分用に購入された旨が、
書かれていました。

それがとても嬉しかったのです。


お買物をされたお客様が、
その後どのように、それぞれのお品を使われるのか、
実はいつも少し考えます。

ただどの小売店も同じですが、
購入後はお客様のもので、お客様の自由、
実際には、ほとんど知ることはありません。

それが当たり前のことですが、
時々こうして教えて頂けることがあると、
かなりワクワクします(笑)


実は、当店の店柄(?)としても、
嬉しくなる理由がありました。


元々、

「日本の古き良きものを、気軽に日用品として使えないだろうか」

というところから始まった店でもあります。


もちろんきっかけとしては、
諸々のことが、からまり合い、押し合いへし合いし、
その流れの先に、たまたまこの店があったと感じていますので、
決して一つだけの理由から、
すんなり始まったわけではありません。

もちろん昔から古いものが好きであり、
自分の好きなものを、
もっと皆様に使って頂けたら嬉しいな、
とは思っていました。


古いものは、便利さからは遠いことも多々ありますが、
古いもの好きな皆さんが仰る通り、
良いところも沢山あります。

むしろ古くなったことで良くなったものも、
あるように思われます。


当店に並ぶほとんどの品は
棚や箱にしまわれたまま、ほぼ使われることなく、
何十年間かを過ごしてきました。

使われなかった理由の多くは、

「もったいない」

だと思われます。


でも作られてから一度も使われることなく、
やがては処分されてしまう、もしくは使えなくなることを考えたら、
どちらがもったいないでしょうか。

「もったいない」という言葉が一時もてはやされましたが、
「もったいない」には二面性がありますね。


少なくとも、
「もったいないから(後で使うために、もしくは特別な時に使うために)、取っておこう。」

ここからは卒業しないといけないようにも思われます。


とは言えもちろん、
何でもかんでも使えばよいという訳でもなく、
やはりTPOというものもありますけれどね。

物不足で、どんどん供給しないと間に合わなかったような時代からは、
現在はほとほと遠くなっているように思われます。




ご購入のお品をご自分用に使って頂けるんだな、
と喜ばせて頂いたところから、
ずいぶん長くなってしまいました。

お話をダシにして、
語ってしまい、
大変申し訳ございません!

そして誠にありがとうございました!

お客様が、こちらを読まれるか分かりませんが、
もしお読みになられましたら、

「うん、喜んでるな。」

と思って頂けましたら幸いです。



長文失礼致しました。
お付き合い頂きまして、ありがとうございました。

それでは皆様、
良いゴールデンウィークをお過ごしください!
良い天気が続きますように。